簡単シアトル風クラムチャウダー
炊飯器で作るパンプティング

アハハ合同会社主催で平成28年1月15日に世界の料理研究家：モリス・スギタ先生をお迎えして、第6回「世界の料理教室」を開催いたしました。メニューは「簡単シアトル風クラムチャウダーと炊飯器で作るパンプティング」です。

「クラムチャウダーはアメリカ人にとって、日本人の肉じゃがみたいなものですよ」とモリス先生は話されます。

クラムチャウダーを作れるようになるのが、アメリカ女性の花嫁修業なのだそうです。

本場アメリカのクラムチャウダーは、びっくりするくらいアサリをたっぷりと使います。今回も掲載した画像のように「主食になるんじゃないの？」というくらい、沢山のアサリを使いました。

参加した皆さんも、こんなにアサリの入ったクラムチャウダーを食べるのは初めての様でした。

アサリ、白ワイン、牛乳、ベーコンでコクと旨味を出したスープに、ジャガイモや玉ねぎなどの野菜がからんで、何杯でも飲めてしまいそうなくらい美味しいです。

普段は、スープ専門店でクラムチャウダーをオーダーすると250ccで600円以上しますよね。つい、おかわりしたくても我慢してしまいます。

でも、今回のように、お腹いっぱいになるまでクラムチャウダーを食べることができて、しかも家族の分も持ち帰れるなんて、幸せいっぱいになりました。

さて、次回の「世界の料理教室」は2月23日（火）です。メニューは「メキシコの家庭料理タコスとスパイシーチリビーンズ、メキシカンサラダ・サルサソース添え」です。タッパーを持参すると4〜5人分のチリビーンズを持ち帰ることができます。参加費、講師料、材料費、試食ランチ（コーヒー・デザート付）代含めて税込2,800円です。

お申し込みはお早めに！
TEL. 090-1428-6384（三浦まで）

シアトル風クラムチャウダー

作り方

1. 野菜は全て1センチ位の角切り、ベーコンはざく切りにしてください。
2. 鍋にアサリと水を入れて軽く煮込み、ダシを取ります。（沸騰したらOKです。約4〜5分位）
3. ダシが取れたら別の容器に移し、白ワインとコンソメの素を入れておきます。アサリはザルに上げておいてください。（アサリは長く煮てしまうと固くなるので、5分くらいでさっと上げてください）
4. ジャガイモとニンジンは鍋で5〜6分ほど湯がいて柔らかくしておきます。
5. 別の鍋にバターを引き、ベーコン、野菜類の順で加えながら炒めてください。
6. 野菜がしんなりしたら、小麦粉を入れ、粉っぽさが無くなるまで素早く混ぜてください。
7. 牛乳を入れ、別にしておいたアサリのダシ汁も入れ、具材が柔らかくなるまで中火で煮込んでください。
8. 野菜が柔らかくなったら、アサリの身を加え、粉チーズと天日海塩、コショウで味を調えて、出来上がりです。

ポイント

　野菜は何でもOKです。冷凍のミックスベジタブルを使うと彩りも綺麗で簡単ですのでお勧めです。

　アサリは殻付きでも缶でも冷凍のむき身でもOKです。缶入りの時は煮汁も必ず使ってください。

　どれを使うにしても長く煮ると身が固くなるので出来上がりの少し前に入れて軽く温めるくらいが良いと思います。

慣れると20分位で簡単にできますよ。

モリス先生から天日海塩のススメ

「世界の国々では天然の塩を使うのが常識ですから、この天日海塩はまさに世界の料理教室にぴったりの塩ですね。私もこの天日海塩と出会ってからは、授業だけでなく自宅で料理するときも全てこの塩を使っています。製造過程で釜で煮詰めることなく天日だけで造られたこの塩は舐めても塩辛さが無く、独特の旨味があるので、ちょっとした料理でもビックリするくらい美味しくなりますよ。それから料理人の世界では、どの塩を使っているのかを滅多に教えたりはしません。塩で料理の腕が決まってしまうからです。巷では、せっかくいい材料を使っているのに、残念な塩で料理を台無しにしているケースも少なくないんですよ。この天日海塩に変えれば、客足も増えるのにな〜なんて、ちょっとお節介ですかね。」

天日海塩のお求めはこちら

炊飯器で作るパンプティング

作り方

1. 食パンを好みの大きさに切っておいてください。
2. ボールに牛乳、砂糖、卵、バニラエッセンスを入れ、良く混ぜておいてください。
3. グラタン皿かケーキの型（18cm）に切ったパンを敷き詰め、2で作ったプティング液を少しづつ流し込み、パンに良く吸わせてください。
4. プティング液が無くなるまで良く吸い込んだら、オーブン（200℃くらい）または、オーブントースターで焦げ目焼き、焦げ目が付いたらできあがりです。（5〜6分位）
5. ケーキのように作りたいときは、炊飯器の窯にバターを塗り、材料を入れて普通の炊飯で炊き上げます。少し時間がかかりますが、とても綺麗なチーズケーキのような食パンケーキが出来上がります。
6. 仕上げにホイップや、シロップをかけて出来上がり。

ポイント

　固くなったパンでOKです。プティング液がパンを柔らかくしますので、心配ないですよ。

　低温でゆっくりと焼くと時間はかかりますが、ふわふわのケーキのようなプティングができますよ。

　ココアやバナナ、チョコなどを入れると色々なバリエーションが楽しめます。お試しあれ。

世界の料理教室講師紹介

モリス・スギタ先生　ワシントン州立大学卒業

モリス・スギタ先生はレスリングの全国高校チャンピオンになったことで、高校生日本代表としてアメリカを始め世界中を転戦されました。その後モスクワオリンピックのときに日本代表候補になりましが、政府のオリンピックボイコットにより夢を断念せざるを得ませんでした。

日本代表候補を退かれた後は、アメリカワシントン州シアトルにあるワシントン州立大学に留学をされました。そのときにアルバイトでイタリアンレストランで働いたのがきっかけで料理に目覚められたそうです。その後世界中にできた友達のネットワークを使って世界中をまわって家庭料理を習い、帰国後は様々な料理講座を掛け持ちし、モリス先生が特に美味しいと感じた世界の家庭料理の作り方を教えていらっしゃいます。

お勧めはアラブの国々の珍しい料理や、北アフリカの料理だそうです。もちろんクラムチャウダーの本場、シアトルの家庭料理も大人気です。モリス先生の料理哲学は「簡単で美味しいから世界の家庭料理になったのです」ということでした。

モリス先生が料理教室の試食タイムに話される、スポーツの専門家が考える料理、リバウンドしないダイエット法、そして世界の家庭事情のおもしろい話なども人気です。