世界の料理教室
授業の概要

本格的インドキーマカリー
ナン&チャパティ
インド風シーフードサラダ

世界の料理教室

アハハ合同会社主催で平成27年10月19日に世界の料理研究家:モリス・スギタ先生をお迎えして、第3回「世界の料理教室」を開催いたしました。メニューは「本格的インドキーマカリー、ナン&チャパティ、インド風シーフードサラダ」です。

世界の家庭で毎日食べられている料理をそのまま作ることにこだわっているモリス先生のキーマカリーは、日本のスーパーで売られているレトルトのキーマカリーや、レストランのキーマカリーの味とは全く違いました。カレールーは一切使っていないのに、通常家庭で作られているカレーよりも素早く出来てしまうのです。それは、インドの人々は毎日当たり前に食べているので、そんなに時間をかけていないでサッと作って食べるからだそうです。しかも、普段食べているキーマーカリーとは比べ物にならないほど新鮮で生きた味のする超美味しいキーマカリーが出来上がりました。

そして、ナンの作りかたもインドの家庭で作られている方法とほぼ同じで、あっと言う間に数十枚が出来上がってしまいました。しかもフライパンだけを使ってです。1分ほど焼いたら、直火に付けて焦げ目をつければ、本格的なナンの出来上がり。本価格的キーマカリー、出来立てのナン、色鮮やかなインド風サラダを前にして、参加者の皆さんのお腹は鳴りっぱなしでした。試食タイムが始まると、あちこちから「美味しい!」の声が連続で上がり、幸せの笑顔がいっぱいでした。さて、その授業の様子は、上記の画像集をご覧ください。

次回の開催は11月19日(木)です。クリスマスの前月ということもあって、世界の三大スープ「ウクライナの伝統料理ボルシチと田舎風ライ麦スープパン」に決定しました。参加費、講師料、材料費、試食代含めて税込2,800円です。是非12月24日のクリスマスイブは温かいボルシチで家族を楽しませてあげてください。

お申し込みはお早めに!
TEL. 090-1428-6384(三浦まで)

レシピ

スパイスだけで作る本格的キーマカリー

アハハ合同会社主催で平成27年10月19日に世界の料理研究家:モリス・スギタ先生をお迎えして、第3回「世界の料理教室」を開催いたしました。メニューは「本格的インドキーマカリー、ナン&チャパティ、インド風シーフードサラダ」です。

■ 材料(4人分)
鶏ひき肉300g
玉ねぎ2個
トマト1個(又はホール缶1)
ニンジン1本(お好みで)
セロリ1本
オリーブオイル適量
にんにく5かけ位
生姜大きめのもの1かけ位
天日海塩適量
コショウ適量
お好みソース大さじ2
砂糖大さじ2
ヨーグルト大さじ3
ココナッツミルクお好みで100cc位
ローリエ2枚
チキンスープの素大さじ2
■ カリースパイスの材料
クミンホールとパウダー大さじ2
コリアンダー大さじ2
ターメリック大さじ1
カルダモン小さじ2
チリペッパーお好みで適量
シナモン小さじ1
ガラムマサラ大さじ2
鷹の爪2本位
オールスパイス小さじ1

作り方

  1. 玉ねぎ・ニンジン・セロリ・にんにく・生姜はみじん切り・トマトは1センチ位の角切りにしてください。
  2. 多めに油をひいた鍋に玉ねぎ・鷹の爪・クミンシードを入れて、スパイスを焦がさないように中火で玉ねぎが少し透き通ったら、さらにニンジン・セロリを入れて炒めてください。
  3. その鍋にトマトを入れ、ニンニク・生姜も入れ、さらに炒めてください。(この時に絶対に焦がさないように)
  4. 鶏ひき肉を入れ火が通ったらガラムマサラ以外のスパイスを全部入れて良くなじむように炒めてください。(鷹の爪はこの時に鍋から出す)
  5. 水を入れ、チキンスープの素・お好みソース・コショウを入れて15分程度良く煮込んでください。
  6. ヨーグルト・ココナッツミルクを入れ、砂糖・最後に天日海塩で味を調えてください。(ここが一番大事)以上で出来上がりです。

ポイント

辛さはチリペッパーでお好みで調節してください。

特別サービス

※インドのお母さんから特別に教えてもらった秘伝のスパイスの作り方を教えます。

■材料:カシューナッツ100g位・ココナッツミルク200cc

  1. カシューナッツを柔らかくなるまで煮てください。(15分位)
  2. ミキサーにココナッツミルクを入れ、柔らかくなったカシューナッツを入れてよく混ぜてください。ナッツの形がなくなったらOKです。
  3. これをカリーを煮込むときに入れると、コクが出て深みがある味になりますよ。ご家庭で作る市販のカリーに入れると1ランク上の味になります。お試しあれ!

モリス先生から天日海塩のススメ

「世界の国々では天然の塩を使うのが常識ですから、この天日海塩はまさに世界の料理教室にぴったりの塩ですね。私もこの天日海塩と出会ってからは、授業だけでなく自宅で料理するときも全てこの塩を使っています。製造過程で釜で煮詰めることなく天日だけで造られたこの塩は舐めても塩辛さが無く、独特の旨味があるので、ちょっとした料理でもビックリするくらい美味しくなりますよ。それから料理人の世界では、どの塩を使っているのかを滅多に教えたりはしません。塩で料理の腕が決まってしまうからです。巷では、せっかくいい材料を使っているのに、残念な塩で料理を台無しにしているケースも少なくないんですよ。この天日海塩に変えれば、客足も増えるのにな〜なんて、ちょっとお節介ですかね。」

ナンとチャパティ(インドの薄焼きパン)

■ 材料:約6枚分
全粒粉100g
小麦粉100g(無ければ強力粉288g)
天日海塩大さじ1/2
大さじ1
ベーキングパウダー小さじ1
ぬるま湯100cc〜120cc位

作り方

  1. ぬるま湯以外の材料を大きめのボールに入れてよく混ぜ合わせてください。
  2. ぬるま湯を少しずつ入れて、耳たぶ位の硬さになるまで良くこねてください。
  3. 5〜10分ほどこねると滑らかになります。ラップをして15〜30ほど寝かせてください。
  4. 出来た生地を6個に分け、丸くしてください。くっついてしまわないように打ち粉をしてください。
  5. 約25cm位の大きさに丸く麺棒で延ばしてください。(厚さ約1〜2mm程)残りの生地も同じように成形してください。
  6. フライパンを良く熱し、油をひかずに生地をそのまま入れて両面を良く焼きます。(1〜2分で焼けます)
  7. 両面に焦げ目が付いて少し膨らんだら出来上がりです。

ポイント

ナンはインド独特の窯で焼くので、あのような葉っぱのような形で焼けるのですが、日本のご家庭にはインドのような窯はありませんが、フライパンで代用しても同じようにできます。ナンとチャパティは同じもので形が違うだけです。
※ナンを作るときは、丸く成形した生地の一方を引っ張り、木の葉型にして焼けばナンが出来ますよ。

インド風シーフードサラダ

■ 材料:4人分
レタス1個
紫玉ねぎ1/2個
シーフードミックス300g
アボガド1個
レモン1/2個
白ワイン適量
■ ドレッシング
ヨーグルト大さじ3
カリー粉小さじ1
クミンシードひとつまみ
粉チーズ適量
砂糖少々
マヨネーズお好みで少々
フレンチドレッシング少々
天日海塩少々
黒コショウ少々

作り方

  1. 葉もの野菜は手でちぎり、玉ねぎは薄くスライスし、アボガドは角切りにしてください。
  2. シーフードミックスは白ワインで酒蒸しにしてください。煮すぎると固くなるので、火が通ったらすぐに火を止め、ざるにあけて冷ましてください。
  3. ドレッシングの材料をボールに全部入れて良く混ぜ合わせ、仕上げに天日海塩・コショウで味を調えてください。
  4. お皿にレタス、紫玉ねぎ、シーフード、アボガドを盛り付け、ドレッシングをかければ出来上がりです。

ポイント

特別に難しい行程はありません。温野菜などにも使えて便利なドレッシグです。是非お試しあれ。

講師紹介

世界の料理教室講師紹介

モリス・スギタ先生 ワシントン州立大学卒業

モリス先生モリス・スギタ先生はレスリングの全国高校チャンピオンになったことで、高校生日本代表としてアメリカを始め世界中を転戦されました。その後モスクワオリンピックのときに日本代表候補になりましが、政府のオリンピックボイコットにより夢を断念せざるを得ませんでした。

日本代表候補を退かれた後は、アメリカワシントン州シアトルにあるワシントン州立大学に留学をされました。そのときにアルバイトでイタリアンレストランで働いたのがきっかけで料理に目覚められたそうです。その後世界中にできた友達のネットワークを使って世界中をまわって家庭料理を習い、帰国後は様々な料理講座を掛け持ちし、モリス先生が特に美味しいと感じた世界の家庭料理の作り方を教えていらっしゃいます。

お勧めはアラブの国々の珍しい料理や、北アフリカの料理だそうです。もちろんクラムチャウダーの本場、シアトルの家庭料理も大人気です。モリス先生の料理哲学は「簡単で美味しいから世界の家庭料理になったのです」ということでした。

モリス先生が料理教室の試食タイムに話される、スポーツの専門家が考える料理、リバウンドしないダイエット法、そして世界の家庭事情のおもしろい話なども人気です。